■電脳近況(3)
[初出]広島大学IMD-OB会誌「ちからこぶ」34号 2002/06/15発行
会社を辞めて、まもなく1年です。
去年9月末に開業し、10月から受けた仕事は、契約先に常駐でフツーにフルタイム出社だったので、
なんだか会社員辞めた気が全然しなかったけど、それも4月中旬で終わって、6月初現在はプータロ
(フリーランスでも、プータロって使えるのかな? ま、いいか)でございます。
会社員でいた時と違うこと。
(1)年金と健康保険が天引きじゃないぞ
即座に国民年金と国民健康保険に変更
(2)所得税が月収から天引きされてないぞ
(契約によっては引かれる場合もある)
(3)確定申告に行った。思ったより楽じゃん
(4)自分がやりたいと思う内容の講習会を自由に受けられるぞ
(5)今までは自腹でしかなかったソフト購入費が経費にできるぞ
(6)どんな内容の仕事の需要があるか、自分で考えないといけないぞ
(7)だからいろいろ勉強しないとね
やる気満々、モチベーションありまくり
と、何でもかんでも良い方向です。ひょっとして、私、会社員に向いていなかったのか?と、
今更ながら疑問に思うことしきり。
「自営になったら、事務や何やら何でも自分でしないといけないから大変だ」
とは、よく言われることですが、私の場合、会社員時代も、
総務が経理処理以外はほとんどしてくれなかったので、備品入手・購入、出張の各種手配、
勤務伝票書き他もろもろ、事務手続きは自分でするのが当たり前だったため、
そんなに面倒と思わないのが幸いしているかも。
そうは言っても、確定申告寸前に、どひゃ〜っと慌てて伝票整理をやってしまっているような、
どうにもお気楽指向で、そんなんで本当に大丈夫なのか?と思うこと無きにしも非ずですが。
懸案である『在宅ワーク・テレワーク』の実現と『ワークシェアリング』サポートは、まだまだ夢ですが、
できないこともないかな程度には思えて来てしまっています。
もちろん、家を仕事場所にするということは、家族にある種の迷惑をかけてしまう部分がある。
これは『在宅ワーク・テレワーク』の避けては通れない問題で、それをどうにか少なくするのが、
次なる課題です。
え〜っと、まぁ、つまりは、とにかくも、「部屋片づけろよ」っつーことですね。
さて、電脳の方ですが。
前回から、新しいものは増えていません。残念(?)ながら。
今欲しいものは、
・富士通LOOX(モバイル・パソコン。ちっちゃいやつ)
親指シフトキーボードモデルが発売されたので。広島のデオデオで20万円弱。
う〜ん、ちょっと手が出ないかなぁ。
・カラープリンタ
何故か松浦家には、カラープリンタが無い。
必要が無かったからですが、少し前だったら10万円近くしていたような、
とっても綺麗に印刷できる機械が今や2〜3万円(バーゲン価格だともっと安い)で買えるかと思うと、
そろそろ欲しいかも〜と。
そうそう、携帯電話もウェブ対応前の機種を未だに使っていて、そろそろ買換えたいのですが、今一つこれ!
という機種が無くて。ウェブ対応前と言っても、
メールは携帯固有メールだけじゃなくインターネットメールも送れるし、困ることが無いんですね。
メールの文字数が少し短いのが難点な程度。(それでも192字までOK。そうそう困ることは無し)
J-PHONEで、次世代のが出るまで待ってもいいかなという気もしてます。あれ、前にも書いたっけ?
こういう話。
と、焦っている理由は、今回、「近況」になんと2頁も貰ってしまっているためです。
マジで、今、「しまったぁ」と思ってます。
『今』と言うのが何月何日何時何分なのかを言ってしまえば・・・(以下略)
電脳ネタもそんなに無いので、最近ハマっているものの話にしてしまいましょう。
それはですね、『中国茶』なのです。
『茶芸』と称して、オモチャのような小さな急須とぐい飲みみたいな茶碗で、チマチマ飲むのがありますね、
あれです。
井上陽水が出る「聞茶」や、この春に発売された幾つかの「中国緑茶」のCMで、
割と知名度が上がって来たかな、と思いますが。世の中では、2年程前に、
かの渡辺満里菜が書いた台湾の茶館巡りと中国茶を紹介した本(と言いつつ、食べ物情報も満載)
「満里菜の旅ぶくれ〜たわわ台湾〜」が発行された頃から大はやりなのだそうです。世の中に疎い私は、
この本を、去年8月の台湾旅行の・後・に買いました (笑) 。馬鹿ですね。
中国茶は、実は、ずーっと以前から飲んでいました。初めて飲んだのはもう20年位は前になると思います。
私は、かつて「マルコ・ポーロ」ヲタクだったので(何故とは聞くな (笑) )、
シルクロード東西交流の道にあった物にはやたら興味があったのです。香辛料、香料、陶器、絹、等々。
当時は数少ないアジア系雑貨店(中国物とインド物程度しか置いていない)で、
蓋付きのマグカップやプーアル茶を買って、見よう見まねでマグの蓋をずらしながら、お茶を飲んでいました。
そごうで中国物産展があると聞けば行き、中近東のアンティーク・アクセサリー販売があると聞けば行き。
もう少し経って、就職して多少は金回りが良くなって、通信販売や並行輸入という知恵がつくと、
香港からいろいろなお茶を仕入れてみたり。
それでも、この1年間のハマリようを思うと、
ずいぶん遅々とした歩みをずーっとずっとしていたものです。
1年半程前に、中国に留学したことのあるというお茶友達がネットでできて、
それと前後して実家の妹が中国茶にハマリ、去年の春に今お茶を習いに行っている中国茶館が広島にできて、
去年8月に台湾旅行から帰って来た後、その茶館に行き出してからは、もう、流れるままよ状態 (笑) 。
今では、自分のホームページの一角に中国茶コンテンツを作ったり、
『中国茶アドバイザー』なる資格を取得すべく勉強中だったりします。何が私をそうさせた?
きっとアドバイザーなるものになるからには、
「何故に中国茶にハマったのか」を説明できないといけないのでしょうね。
一言で言えば、「うまいから」。そして、緑茶から紅茶まであらゆる種類のお茶が中国四千年、
数限りなく存在し「奥が深いから」…う〜む、説明になっているのか?
ま、まだ講習カリキュラムの半分程度しか受けていない修行中の身ゆえ、お許し下さいな。
資格を取ったあかつきには、きっと納得のゆく説明を…できるのかな(おいおい)。
できるかどうかはともかく、美味しいお茶をおいれいたしますので、
興味のある方は是非声をかけてくださいな。すぐにでも美味しい中国茶を飲みたいっと言う方には、
私の師匠のお店を紹介させていただきます。
お茶と言えば、茶器。こまごました道具がどんどん増えて、
ただでさえ収拾のつかない松浦家がさらにとんでもないことにならないように、
気をつけるつもりではいますが…。
「ほんとか?」バキッ(←ぜんぞーの一撃)
2002.06 (さと)
サイト初掲載日:2003/05/31(Sat)
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