第33回生らくご会「立川生志独演会〜ひとりブタじゃけぇPart.VIII」

2016年の初笑い「扇辰&小辰親子会」、無声映画を弁士の話芸でお楽しみいただく「活弁の世界~坂本頼光ライブ~」いかがでしたか? 落語も活弁もまた話芸。当会にて様々な話芸の世界をお楽しみいただけたらと思います。
さてさて、うららかな春の生らくご、お馴染み立川生志師匠「ひとりブタじゃけぇ」も、早や8回となります。今回は上方の大ネタ「地獄八景亡者戯2016」をやっていただきます。お聴き逃しなく!

第33回生らくご会「立川生志独演会〜ひとりブタじゃけぇPart.VIII」

第33回チラシ画像(表)
日時:2016年4月17日(日) 開演14時(開場13時30分)
※12時より整理券配布予定
会場:広島工業大学広島校舎5Fホール
広島市中区中島町5-7 (GoogleMap)
交通アクセス⇒http://www.it-hiroshima.ac.jp/institution/hiroshima/

出演:立川生志

木戸銭: *全席自由席

  • シングル(お一人) 予約3,800円,当日4,000円
  • ペア(お二人) 予約のみ7,400円

【演者プロフィール】

●立川生志(たてかわ・しょうし)

1963年 福岡県出身
1988年 立川談志に入門し「笑志(しょうし)」
1997年 二つ目昇進
2008年 真打昇進し「生志(しょうし)」
2010年 福岡・博多座初となる落語会「立川談志・立川生志親子会」を開催
2013年 初のWorld Tourでパリ、ニューヨークなどで公演、成功を収める
2014年 白酒、兼好ら若手実力派との二人会なども精力的にこなし、さらにスケールアップ!
2015年 ミュンヘン、パリでの海外公演など国内外を駆け回り、地元・福岡ではラジオに続き、テレビのレギュラー出演を果たすなど多方面で活躍中。

「地獄八景亡者戯と生志師匠」

今回、やっていただく「地獄八景亡者戯」は上方の大ネタ、人間国宝の故・桂米朝師匠が復活させた米朝一門の十八番のネタです。江戸落語界でこの噺をやっている人はほとんどいません。
生志師匠は、桂吉弥さんにお願いして稽古を付けてもらい、このネタを高座にかける許可をいただいたそうです。吉弥さんといえば、米朝師匠の弟子の故・吉朝師匠のお弟子さん、つまり孫弟子にあたります。つまり、米朝一門からきちんと稽古を付けていただいた上で、やっているのです。
江戸落語界でやる人がいない、というだけではなく、この噺は非常に生志師匠に合っていると思います。「大ネタ」と書きましたが、同じ大ネタでも、じっくり物語で聴かせる「人情噺」とは全く違います。筋はあって無いようなもの、陽気な一行の地獄行きの珍道中を全編これギャグと時事風刺で綴ります。生志師匠お得意のちょっぴり毒のある時事風刺に、独自のギャグが冴え渡り、実に楽しく、生志師匠らしい一席になっているのです。人(ニン)に合っていたのでしょうね。
時事風刺が入りますから、その時々で少しずつクスグリも変わっていきます。それが聴く方には楽しく、やる方にとっては大変なところです。今回「地獄八景亡者戯2016」と銘打っているのは正にそのためで、2016年新バージョンの「地獄八景亡者戯」を披露していただきます!! まさに、今しか聴けない噺ですヨ!
そして、これは生らくご会としての勝手な思いですが、今回の公演は、昨年3月に亡くなられた桂米朝師匠へのオマージュ、追悼でもあります。米朝師匠が掘り起こした噺を通して、偉大な噺家をしのびたいと思っています。
「地獄八景亡者戯」は演者のセンスが問われる噺だけに、噺家ごとに違った楽しさがあります。生志バージョンの楽しく風刺のきいた一席をどうぞ、心ゆくまでお楽しみください。

「広島で生の落語を聴く会」(通称・生らくご会)代表 上村里花

☆・*:.。..。.:*・☆・*:.。..。.:*・☆・*:.。..。.:*・☆・*:.。..。.:*・☆・*:.。..。.:*・☆・*:.。..。.:*・☆

「ひとりブタじゃけぇ」チラシ、今回も山﨑杉夫画伯に描いていただきました♪
生志師匠の閻魔様、怖いというよりカワイイ? カープブタも毎度お馴染みです(^^)!!
画伯プロフィールなどはこちらを参照下さい♪ ⇒ http://www.tis-home.com/sugio-y

カテゴリー: 開催履歴, 開催履歴-通常公演 パーマリンク