第38回生らくご会「川柳&小せんガーコンリレーの会」

暑い広島の夏を吹っ飛ばすような、番外編「あこしらひろしま2017」(アコーディオン&唄と落語)、「坂本頼光の活弁ナイト」を満喫いただけたでしょうか?
秋の気配も訪れつつある9月初めの第38回公演は、生らくご会なりの “この夏の「平和企画」” その心は、ページ下の「席亭より一言」をご覧ください。落語の多様かつ懐の深さを感じていただければ幸いです。
兎にも角にも、まずは理屈抜きで、川柳&小せん両師匠の美声に酔いしれ、笑いにお越しください!

第38回生らくご会「川柳&小せんガーコンリレーの会」

第38回チラシ画像日時:2017年9月9日(土) 開演15時(開場14時30分)
 ※13時より受付にて整理券配布予定

会場:広島工業大学広島校舎5Fホール
 広島市中区中島町5-7 (GoogleMap)
 交通アクセス⇒http://www.it-hiroshima.ac.jp/institution/hiroshima/

出演:川柳川柳、柳家小せん

木戸銭: ※全席自由席。学生料金あり。

  • シングル(お一人) 予約3,800円,当日4,000円
  • ペア(お二人) 予約のみ7,400円

タイトルは「川柳&小せんガーコンリレーの会」ですが、もちろん「ガーコン」以外の落語もやっていただきますよ~! 小せん師匠の柳家らしいとっても素敵な古典も聴けるかも。お楽しみに♪
そして、そして、今回はあの噂のラ・マラゲーニャもご披露いただける予定です。超お得な落語会です。ご予約お待ちしています。


【演者プロフィール】

●川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう)

1931年生まれの86歳。埼玉県秩父市出身。
55年、六代目三遊亭圓生に入門。前座名「さん生」。
58年、二つ目昇進。
74年、真打昇進。圓生一門の落語協会脱退騒動に伴い、78年に五代目柳家小さん門下へ移り、「川柳川柳」と改名。
二つ目時代には、ソンブレロ姿で「ラ・マラゲーニャ」など歌を絡めた小咄で売れた。落語界唯一のラテンシンカー(笑)。無類の酒好きで、酒で師匠をしくじったこと多数。自他共に認める、「落語界のシルバースター」! 出囃子は「三味線ブギ」。当会2度目の出演。

●五代目 柳家小せん(やなぎや・こせん)

1974年、横浜生まれ。
97年、鈴々舎馬桜に入門。前座名「わか馬」。
2000年、二つ目昇進。06年、鈴々舎馬風門下に移り、10年、真打昇進と同時に、五代目柳家小せんを襲名。
学生時代は吹奏楽部に所属し、現在も趣味は音楽関係全般。
入船亭扇辰、橘家文蔵とともに音楽ユニット「3K辰文舎(さんけいしんぶんしや)」を結成、落語ライブも開催している。当会には3度目の出演。

■席亭より一言

 今回の企画は、私なりのこの夏の「平和企画」です。
 「ガーコン」は、川柳師匠自作の新作落語で、歌で綴る昭和史です。戦前から戦中、そして戦後の流行歌を通して昭和という時代を描くこの新作落語を、戦中派の川柳師匠と戦後世代の小せん師匠のリレーでお楽しみいただきます。もちろん、両師匠の美声に理屈抜きで酔いしれていただくのがメインですが、そんな笑いの中にも、ふと、昭和とは、戦争とは、平和とは、戦後日本とは、そんなことを考えるひとときを持てたら、と思っています。
 「ガーコン」を筆頭に「ジャズ息子」など新作派のイメージが強く、また、お酒が大好きで、酒の上での武勇伝にも事欠かない川柳師匠ですが、なんと!あの昭和の名人、六代目三遊亭圓生の弟子である不思議も感じていただけたら幸いです。
 落語とは、かくも多様かつ懐の深い芸なのです。

「広島で生の落語を聴く会」代表 上村 里花

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